こんにちは、ほわんです。
英語吹替版のアニメ「呪術廻戦 28話 懐玉-肆-」を一緒に覗いてみましょう。
気になるフレーズをいくつかチョイスして、英語だったらどう表現されるか、みんな気になるところですよね。
日本語って、話の背景や人と人との関係性から、言葉のニュアンスを読み取ることが多いんです。だから、英語に訳す時には、文脈で察してる部分をどう明確にするかがポイントになるんですよ。
英語はストレートな言い方が基本で、伝えたいことをクリアにするためのシンプルでわかりやすい表現がよく使われます。この辺りを踏まえて、どんな英語表現が使用されているのか見ていきましょう。
目標
日本語と英語のセリフの違いを理解して、直訳を超えた自然な英語表現を身につけよう。
構成
- オリジナルの日本語版のセリフ
- 英語の吹き替え版のセリフ
- 英語吹き替え版のセリフ表現の解説
呪術廻戦 28話 懐玉-肆-
JUJUTSU KAISEN E28 – Hidden Inventory 4
フレーズピックアップ
星漿体を先にやってもよかったんだが、六眼の視界に入るのはリスクが
I could have killed the star plasma vessel first but the risk of the six eyes seeing me was too..
I could have killed the star plasma vessel first
「私は最初に星漿体を殺すことができた」という部分で、話し手が「星漿体」と呼ばれる対象を最初に排除することが可能だったと述べています。
「vessel」は器を意味します。この文脈で「星漿体」である天元(呪術廻戦)の存在を維持するために彼女と同化する素質を持った人間を指し、重要な対象またはキャラクターであることが示唆されます。
「could have killed」は、過去の潜在能力や可能性を表しており、話し手がその行動を取る選択肢を持っていたが、実際にはそうしなかったことを示しています。
「could have」+ 過去分詞(この場合は「killed」)は、過去における未実行の潜在的行動を表します。この構造は、話し手が過去に特定の行動を取る能力があったことを示していますが、それが実際には起こらなかったことを暗示しています。
but the risk of the six eyes seeing me was too.
「しかし、六眼に見られるリスクがあまりにも高かった」という部分で、話し手が「星漿体」を最初に排除しなかった理由を説明しています。
話し手はこの「六眼」によって自分が見られるリスクを避けるために、別の行動を取ったと述べています。「the risk of」は、特定の結果や事態が生じる可能性を表す表現です。
「seeing me」は、「the six eyes」の行動としての目的語で、話し手が「六眼」によって視認されることを示しています。「was too..」は文が途中で終わっているため、リスクがいかに高かったかの具体的な説明は省略されています。
全体として、この表現は話し手が特定の行動を取ることの可能性と、その行動を避けた理由(つまり、「六眼」に見られるリスク)を述べています。
文法的には、過去の潜在能力を示す構造と、特定のリスクを表現するための構造を使用して、話し手の選択とその選択に影響を与えた要因を説明しています。
もういい、天与呪縛だろう。術師と同様に、情報の開示が能力の底上げになることは知っている。私が聞きたいのはそこじゃない。なぜ薨星宮へ続く扉がわかった。私達は毛ほども残穢を残さなかった。
Enough! You have a heavenly pact right? I know revealing info about your abilities increases its strength just like for a sorcerer. That’s not what I want to know anyway. How did you know which doors led to the tombs of the star? We didn’t leave even the slightest residuals behind.
Enough!
「Enough!」は、話し手が現在の話題や状況に対して不満を持っていること、または話題の変更を求めていることを示しています。
この表現は、何らかの行為や議論を終了させたいときに使われます。一般に命令文の形をとり、強い感情や要求の瞬間を示します。
You have a heavenly pact, right?
「天与呪縛を持っているのか?」と問いかけることで、話し手は聞き手が特定の種類の契約または約束を持っていることを前提としています。
疑問文であり、「right?」を用いることで、話し手が既に何かを知っているという前提のもとで確認を求めています。
I know revealing info about your abilities increases its strength just like for a sorcerer.
話し手は、聞き手の能力に関する情報を明かすことが、それらの能力を強化することを理解していると述べています。これは、術師の能力が情報を公開することで強化されるのと同様であると比較しています。
「know」は現在形で、話し手の現在の知識や理解を示しています。「revealing info about your abilities increases its strength」は、情報を明かす行為が能力の強化に直接関連しているという因果関係を示す文です。
That’s not what I want to know anyway.
この文は、話し手が実際に知りたいのは別の情報であることを示しています。これは、現在の話題からの転換を示唆し、話し手の興味の焦点を明らかにしています。
「That’s not what I want to know」は、「that」を使用して前に言及された内容を指し、「anyway」は話し手のコメントが追加情報ではなく、本質的な関心事から少し離れたものであることを示しています。
How did you know which doors led to the tombs of the star?
話し手は、聞き手が「薨星宮」に通じる扉をどのようにして識別したかについて尋ねています。これは、聞き手が特定の知識や能力を持っていることを示唆する質問です。
過去形の疑問文で、聞き手が過去に特定の情報をどのようにして知ることができたかに焦点を当てています。
We didn’t leave even the slightest residuals behind.
この文は、話し手とその関連者が「薨星宮」に通じる扉に関連して、何の痕跡も残さなかったと主張しています。これは、聞き手がその情報をどのようにして知ることができたのかについての疑問を強化しています。
過去形の否定文で、「even the slightest residuals」は、どんなに小さな痕跡も残されなかったことを強調しています。
全体として、この表現は話し手が聞き手の特定の知識や能力、特に「薨星宮」に関する情報をどのようにして得たのかについて疑問を呈していることを示しています。
話し手は、聞き手が持つとされる「天与呪縛」や能力の性質についてある程度の理解を持っているものの、聞き手が特定の情報をどのようにして入手したのかは明確ではないと感じています。
人間が残す痕跡は残穢だけじゃね。臭跡、足跡、五感も呪縛で底上げされてるんだよ
Humans leave plenty of traces aside from residuals like scents, footprints and so on. My pact enhances all five of my senses, too.
Humans leave plenty of traces aside from residuals like scents, footprints and so on.
この部分では、「人間は香りや足跡などの残留物以外にもたくさんの痕跡を残す」と述べています。これは、人間の活動が様々な形で環境に影響を与え、その存在を示す証拠を残すことを意味しています。
話し手は、残留物だけが痕跡ではないことを強調しており、より広い範囲の痕跡が存在することを指摘しています。「leave plenty of traces」は現在形で、一般的な事実や状態を述べています。
「aside from」は、比較のために特定の項目を除外するための前置詞句です。「like scents, footprints and so on」は、例示を用いて「residuals」がどのようなものかを具体的に説明しています。
My pact enhances all five of my senses, too.
「私の契約は私の五感をすべて強化する」という部分で、話し手は自分が結んでいる契約が自身の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を強化する効果があることを明らかにしています。
「too」を用いることで、この情報が前述の内容に加えての情報であることを示しています。これは、話し手が人間が残す痕跡を感知する能力が通常よりも高いことを意味しています。
「enhances」は現在形で、話し手の契約が持続的に効果を発揮している状態を示しています。「all five of my senses」は、強化される対象が話し手のすべての感覚であることを強調している量を表す表現です。
全体として、この表現は人間の活動が多様な痕跡を残すことと、話し手がその痕跡を感知する能力を契約によって強化されていることを示しています。
文法的には、一般的な事実の提示、比較と除外の表現、そして能力の強化を表す動詞の使用が特徴的です。これらは、話し手の観察力とその背後にある超自然的な要因を強調しています。
途中に女性が1人いたはずだ。彼女はどうした?
There should have been another woman on the way here. What happened to her?
There should have been another woman on the way here.
この部分は、「ここに来る途中にもう一人の女性がいたはずだ」と話し手が何らかの情報や理由に基づいて、特定の期待を持っていたことを示しています。
これは、話し手がその女性の存在を予期していたが、現実とは異なる何かが起こった可能性があることを暗示しています。「should have been」は過去の予想や期待を表す法助動詞の構成で、ここでは過去形で用いられています。
この表現は、過去に期待されていたが実現しなかった状況を示しています。「another woman」は、話し手が認識しているもう一人の女性人物を指しています。
What happened to her?
この問いかけは、予期されていた女性の現状や、なぜ話し手の期待と異なる状況が発生したのかについての情報を求めています。話し手は、その女性に何かが起こったのかを知りたがっています。
「What happened to her?」は、直接的な疑問文で、特定の人物(この場合は「her」)に起こった事象に関する情報を求めています。「happened」は過去形で使用されており、過去に何かが起こったことを示しています。
全体として、この表現は話し手が特定の期待を持っていたが、予期された状況と異なる何かが発生したことに対する疑問を提起しています。
文法的には、過去の期待を示す法助動詞の構成と、特定の事象に関する直接的な疑問文の使用が特徴です。これにより、話し手の不確実性と情報へのニーズが明確に表現されています。
ん、あのメイドか、多分死んでる。生かす気も殺す気もなかったけどな。
hmm, oh that maid. She’s probably dead. I didn’t really care if she lived or died.
hmm, oh that maid.
「hmm」は考えるまたは思い出す時の間投詞で、話し手が情報を処理しているか、あるいは特定の人物を思い出していることを示しています。
「oh that maid」は、話し手が特定の女性(この場合はメイド)について言及していることを示し、その女性が話しの文脈で既に何らかの形で関連していることを示しています。
「oh」は驚きや思い出した時の反応を示す間投詞で、特定の人物を指す時に用いられます。「that maid」は特定のメイドを指し示す名詞句です。
She’s probably dead.
この文は、話し手がそのメイドが死んでいると考えていることを示しています「probably」を用いることで、話し手は完全な確信を持っているわけではなく、
あくまで推測を述べていることがわかります。「She’s」は「she is」の短縮形で、現在形を示していま「probably dead」は、その女性の状態についての推測を述べる形容詞句です。
I didn’t really care if she lived or died.
話し手は、そのメイドが生きているか死んでいるかについて、実際には関心がなかったことを明らかにしています。
これは、話し手の人物に対する感情の欠如または無関心を強く示しており、その人物の運命に対する感情的な距離を示しています。
「didn’t care」は過去形の否定で、過去において特定のことに対して関心がなかったことを示しています。
「if she lived or died」は条件節で、二つの可能性(生きるか死ぬか)に関わらず、話し手の関心の欠如を表しています。
全体として、この表現は話し手が特定のメイドの現状について推測しており、同時にその人物の運命に対する深い無関心を示しています。
文法的には、間投詞の使用、現在形と過去形の使い分け、そして条件節を用いて、話し手の態度とそのメイドに対する感情的な距離を効果的に伝えています。
まとめ
英語吹き替え版のセリフ、日本語版と比べてちょっと違ったニュアンスが加わってることに気づいたでしょうか?
日本語だとあんまり細かく言わないことも、英語ではしっかりと伝えなきゃいけない時があるんです。
でもね、英語ネイティブの人たちのようにそういう表現がパッと出てくるわけじゃないかも。英語を学んでる人には、これが結構新鮮な発見だったりするんです。
日々の生活でメディアに触れることで、自分の英語の表現力をぐんと広げられます。一緒に英語の感覚、掴んでいきましょう。
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