こんにちは、ほわんです。
英語吹替版のアニメ「劇場版 呪術廻戦 0」を一緒に覗いてみましょう。
気になるフレーズをいくつかチョイスして、英語だったらどう表現されるか、みんな気になるところですよね。
日本語って、話の背景や人と人との関係性から、言葉のニュアンスを読み取ることが多いんです。だから、英語に訳す時には、文脈で察してる部分をどう明確にするかがポイントになるんですよ。
英語はストレートな言い方が基本で、伝えたいことをクリアにするためのシンプルでわかりやすい表現がよく使われます。この辺りを踏まえて、どんな英語表現が使用されているのか見ていきましょう。
目標
日本語と英語のセリフの違いを理解して、直訳を超えた自然な英語表現を身につけよう。
構成
- オリジナルの日本語版のセリフ
- 英語の吹き替え版のセリフ
- 英語吹き替え版のセリフ表現の解説
劇場版 呪術廻戦 0
JUJUTSU KAISEN 0
フレーズピックアップ
自らを生贄とした呪力の制限解除。くっ、そうくるか。この女たらしめ。
Is he offering himself as a sacrifice to release the limit on her cursed energy? Yeah, I never realized you were such a womanizer.
Is he offering
「Is」は、be動詞の現在形であり、「offering」という現在分詞と組み合わせることで、現在進行形を構成しています。これは、現在、または近い未来において行われている、
または行われようとしている行為を指します。この用法は、行動が進行中であるか、即座に起こり得ることを示唆しています。
himself as a sacrifice
「himself」は再帰代名詞であり、行為の主体とその行為の対象が同一であることを示しています。「as a sacrifice」という表現は、
自己を他者や何らかの目的のために犠牲にすることを意味しています。このフレーズは、自己犠牲の高い精神性や、大義のために個人が自らを捧げる勇気を暗示しています。
to release the limit on her cursed energy
「release the limit」という動詞フレーズは、何らかの制限や束縛を解除する行為を指します。「on her cursed energy」は、この行為の対象が「彼女の呪力」であることを明確にしています。
Yeah,
この言葉は、話し手が聞いたことに対する同意、理解、または受け入れを示しています。対話の中で使われると、話し手が次に言うことに対して何らかの感情的反応を持っていることを暗示します。
I never realized
「never」は否定の副詞で、「realized」という過去形の動詞と組み合わせることで、過去全般にわたってある事実に気づいていなかったことを示しています。この表現は、新たな発見や認識に基づく驚きや改めての理解を伝えます。
you were such a womanizer
「were」は「be動詞」の過去形で、ここでは「such a womanizer」というフレーズと組み合わされています。「such」は、直後に来る名詞(この場合は「womanizer」)の程度や性質を強調します。
「womanizer」とは、多くの女性と関係を持つ男性を指す言葉で、通常は否定的な意味合いを含んでいます。
このフレーズは、話し手が相手の性格や行動について新たな認識を得たこと、そしてそれがかなり強い印象や驚きを伴っていることを示しています。
失礼だな。純愛だよ。
Don’t be rude. Our love is pure.
Don’t
「Do not」の短縮形で、禁止や指示を表す際に使われます。この場合、相手に対して特定の行動を取らないよう求めています。「Don’t」を使うことで、話し手の意向が直接的かつ強く表現されています。
be
「be」動詞は、状態や存在を表す基本的な動詞です。命令形で使用されることで、相手に対してある状態になること、またはある状態を保持することを求めています。
rude
「無礼な」や「礼儀知らずな」という意味の形容詞です。「rude」という単語を使うことで、話し手は相手の態度や行動が社会的な規範や期待に反していると感じていることを示しています。
Our
所有代名詞で、話し手を含む複数の人物が共有する何かを示します。「Our」を使うことで、この愛が話し手と対象者の間で共有されているものであることを明らかにしています。
love
「愛」という名詞で、人間の感情、情熱、または深い愛着を表します。「love」が主語として用いられることで、この表現の中心的なテーマが愛であることが強調されています。
is
「be」動詞の三人称単数現在形で、状態や性質を述べる際に用います。「is」を使うことで、話し手は「our love」の現在の状態や性質について述べています。
pure
「純粋な」という意味の形容詞で、何かが混じりけのない、真実である、または本質的な品質を持っていることを示します。「pure」という単語を使うことで、この愛が純粋であり、偽りや欠点がないことを話し手は強調しています。
ならこちらは大義だ。
Fine. You fight for love. I’ll fight to win.
Fine
相手の意見や提案を承認する際に使われますが、この場合は諦めや苦渋の承諾を示唆していることが多いです。単純な同意よりも、何かを渋々受け入れるニュアンスが含まれています。
You fight
「fight」は闘うという意味ですが、この文脈では文字通りの戦いというよりは、何かを守るために努力するという意味合いが強いです。「You」が主語になっているため、この行動をとるのは相手であることが示されています。
for love
「for」は目的を表す前置詞で、「love」は愛という抽象的な概念を指しています。つまり、この行動の目的は愛を守ること、または愛のために何かをすることです。ここでは、愛という高潔な理念のために闘うというポジティブなイメージが示されています。
I’ll fight
「I’ll」は「I will」の短縮形で、未来の行動を宣言しています。この文では、「fight」という行動を未来形で述べることで、確固たる決意を表しています。話者自身が行うことを強調しています。
to win
目的は「win」、つまり勝利です。この表現は、愛を守ることではなく、対立の状況で勝つことを最優先する姿勢を示しています。勝利を目指すことの決意や、勝つこと自体が目的であることを強調しています。
この対話は、二人の人物が異なる価値観や目的を持っていることを示しています。一人は愛のために、もう一人は勝利のために闘うと宣言しています。
この違いは、それぞれが重視するものが異なることを反映しており、一方は感情や関係を大切にする姿勢を、もう一方は目標達成や成功を最優先する姿勢を示しています。
すばらしい、本当にすばらしいよ。まさに世界を変える力だ。本当にすばらしいよ。まさに世界を変える力だ。里香さえあればせこせこ呪いを集める必要もない。次だ、次こそ手に入れる。
It’s wonderful. The whole thing is absolutely wonderful. It truly is. The power to change the world. If I had Rika, there would be no need to sneak around gathering curses. Next time I’ll get my hands on her for sure
It’s wonderful
「It’s」は「It is」の短縮形で、ここでは主題「It」が何か特定の事象や状況を指しています。「wonderful」という形容詞は、それが非常に素晴らしい、または感動的であることを表します。
この短い文は、感嘆や賞賛の感情を表現しています。
The whole thing is absolutely wonderful
ここでの「The whole thing」は、話題にしている事象や状況全体を指し、さらに「absolutely」が強調の副詞として使われ、「wonderful」の程度を最大限に強調しています。
この文は、初めの文よりも詳細で、その素晴らしさが絶対的であることを強調しています。
It truly is
「truly」は真実性や確実性を強調する副詞で、ここでは前述の評価や感情が本当に正しいことを再確認しています。
The power to change the world
特定の力や能力が世界を変える可能性を持っていることを示しています。「The power」は、具体的な能力や影響力を指し、
「to change the world」はその力の目的または可能性を表す不定詞の構造です。ここでは、非常に大きな影響力や価値を持つことを暗示しています。
If I had Rika
この部分は条件文の始まりで、「Rika」という具体的な何かまたは誰かを持っていれば、という仮定を表しています。
there would be no need to sneak around gathering curses
「there would be no need」は、仮定された状況下で特定の行為が不要であることを示しています。「to sneak around gathering curses」は、
秘密裏に、または慎重に呪いを集めるという行動を描写しており、この条件が満たされればそのような行動を取る必要がなくなることを意味します。
Next time
次の機会を指し、未来のある時点を示しています。
I’ll get my hands on her for sure
「I’ll」は「I will」の短縮形で、未来形を示しており、確固たる意志や決意を表しています。「get my hands on」は、何かを手に入れる、特に熱望するものを確実に手に入れるというフレーズです。
「for sure」は、その決意が確実に実行されることを強調しています。
遅かったじゃないか、悟。君で詰むとはな。私の家族は無事かい?
You’re late again as usual, Satoru. To think you’d be the one here at my end. Are you going to make sure my family is safe?
You’re late again
「You’re」は「You are」の短縮形で、現在形を示しています。「late again」という表現は、予定された時間よりも後に到着することを繰り返していることを示しており、この行動が再発していることに焦点を当てています。
as usual
このフレーズは、何かが常にまたは普通に起こる様子を示しています。ここでは、遅刻が話者にとっての「悟」の通常の行動であることを示しています。
To think
この表現は、驚きや予想外の事態に直面した際の感情を表します。何かを考えること自体が、期待していなかった事実や状況についての反射的な反応を示しています。
you’d be the one here at my end
「you’d」は「you would」の短縮形で、条件や可能性を示しています。「the one here at my end」は、話者の人生の終わりまたは重要な瞬間に立ち会う人物として「悟」がいることについて述べています。
これは、期待していなかったかもしれないが、そのような重要な時に悟がそばにいることに対する驚きや感謝を示している可能性があります。
Are you going to
このフレーズは、未来の行動や意図について尋ねる際に使われます。話者は悟に対して、特定の行動を取るかどうかを確認しています。
make sure my family is safe
「make sure」は何かを確実にするという意味で、この文脈では「悟」に対して話者の家族の安全を確保するように求めています。
これは、話者が自分の家族に対して強い関心を持っていることを示し、悟に特定の責任を委ねていることを示しています。
これらの表現を通じて、話者は悟に対して複雑な感情を抱いていることが示されています。遅刻が常であるにも関わらず、話者の人生の重要な瞬間に悟がそばにいることに対しての驚きや感謝、そして自分の家族の安全を悟に託したいという願望が表現されています。
これらのフレーズは、その文法構造を通じて、関係性の深さや複雑さ、そして未来に対する期待や要求を巧みに伝えています。
揃いもそろって逃げおおせたよ。京都の方もお前の指示だろ。
Every one of them managed to escape to safety. The ones in Kyoto, they were under your command?
Every one of them
「every」は全てを意味する形容詞で、「one of them」と組み合わせることで、グループ内の個々のメンバー全員を指します。この表現は、対象となるグループの全員が何らかの行動を取ったことを示しています。
managed to
「manage to」というフレーズは、何かが困難な状況の中で成功したことを示します。この場合、何らかの障害や挑戦があったにも関わらず、目的を達成できたことを意味しています。
escape to safety
「escape」は逃れる、逃走するという動詞で、「to safety」という表現は、安全な場所や状態へ移動したことを示しています。このフレーズは、危険や脅威からの脱出を意味し、成功した安全への移動を強調しています。
The ones in Kyoto
「the ones」という表現は、特定のグループやカテゴリーの中の人々または物を指す際に用いられます。「in Kyoto」という部分で、
これらの「ones」が京都にいたことが明確にされています。この表現は、話題となる人々や物が地理的な場所によって特定されることを示しています。
they were under your command?
この文は疑問文ですが、宣言文の形をとっており、話し手がすでにある程度の情報を持っていること、または推測していることを示しています。
「under your command」は、その人々や物が話し手の相手の指揮や管理下にあったことを示すフレーズです。この表現は、責任や権威の関係を示唆しており、京都にいた「ones」が相手によって指揮されていたことを問いかけています。
まとめ
英語吹き替え版のセリフ、日本語版と比べてちょっと違ったニュアンスが加わってることに気づいたでしょうか?
日本語だとあんまり細かく言わないことも、英語ではしっかりと伝えなきゃいけない時があるんです。
でもね、英語ネイティブの人たちのようにそういう表現がパッと出てくるわけじゃないかも。英語を学んでる人には、これが結構新鮮な発見だったりするんです。
日々の生活でメディアに触れることで、自分の英語の表現力をぐんと広げられます。一緒に英語の感覚、掴んでいきましょう。
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